菅田将暉×小松菜奈『溺れるナイフ』撮影秘話!
「もう死ぬんだ…って何度も思った。」
映画『溺れるナイフ』の11月5日(土)公開を記念し、W主演をつとめたふたりが撮影秘話を語り尽くす!
小松 本当に過酷でした。私クランクアップのとき、「こんな大変な思いを味わったのは初めてです」と言っちゃった、山戸結希監督の前で(笑)。そしたら監督も笑ってた。
菅田 全身が沈む重りを付けて、泳ぎにくい洋服のまま、後ろ向きに何度も水中に落とされる練習とか。
小松 超~~怖い、上がれなくて。もう死ぬんだ…って何度も思った。
菅田 山を駈けるシーンも多かったので血やアザもすごかったし。海のもくずとなってないのが不思議(笑)。
小松 だね~。多分一生に一度だろうなって経験をしました。
菅田 タイトなスケジュールということもあり、現場はピリピリすることもありました。でも、だから撮れました、この映画が。泣きながら突っ走るような監督の、監督にしか撮れなかった、少女漫画映画だと思います。命がけも厭わない小松菜奈のすごい度胸も見られた。
小松 いやほんと…毎日泣いてたけど(笑)。監督が今までにいないようなタイプの方で、伝えようとしてくれていることは分かるけど、ポエムみたく独特な演出だったので、難しくて。
菅田 急に「もっと獣で」とかね。
小松 「電話に出たら光から陰に」とか(笑)。もうこの人は天才とか異次元の人だから、最後まで信じて着いて行くしかない、と思った。
菅田 でも映像を見たら、本当に美しいんですよ。
小松 うん、すごくよかったです。
――お二人には夏芽とコウのような“一目惚れ”はありえますか?